3月と言えば花粉症シーズン、多くの方が花粉症に悩まされる時期が続き不便に思うことでしょう。花粉症のピークは非常に多くの花粉が飛散しますがその時期はいつなのでしょうか?当サイトでは花粉大量飛散のピークや花粉症対策、治療薬についての紹介などを幅広くまとめていきます。

花粉の飛散量が毎年異なる理由とは

毎年、花粉症のシーズンを迎えると、ニュースでは「今年の飛散量は去年の◯倍」などと報じています。
もしくは「飛散量は例年並み」「昨年度に比べて減少気味」といった年もあります。花粉症の方は、実際に体感として「今年は多いな」と感じることがあるでしょう。
このように、花粉の飛散量は年ごとに異なることがしばしばあります。

こうした飛散量の違いは、どのような理由によって生じるのでしょうか。
その要因は花粉を発生させる植物によっても異なりますが、たとえば日本人を最も悩ませているスギやヒノキの花粉の場合は、前年の夏の気候が飛散量を左右させる最大の理由です。

花粉を飛散させるのはスギ・ヒノキの雄花ですが、この雄花が成長するためには、十分な日照と気温が必要です。
スギの雄花の成長期間は夏で、毎年7月ごろから成長が始まり、10月ごろにかけて次第に大きくなっていきます。
このとき、日照時間が長く、最高気温や平均気温が高いと、雄花は充分に成長し、後に大量の花粉を発生させます。

逆に、夏のあいだ雨の日が多かったり、気温があまり上がらなかった場合、翌年の飛散量は少なくなります。
したがって、前年の夏が猛暑で晴れた日が続いたときには、翌年の花粉の飛散量が増大し、冷夏で天気の悪い日が続いた場合は、飛散量が減少するというわけです。
また、前年の飛散量が多かった場合、翌年は少なくなるというように、1年ごとに増減を繰り返す傾向もあります。
花粉の飛散量が毎年異なるのには、こうした理由が関係しています。

花粉の飛散量については、毎年秋から冬にかけて何回か予報が出されています。こうした予報の第1の判断材料となっているのが夏の気候です。
予報の第1報は毎年10月ごろに出されますが、これはその年の夏の気象条件をもとに出されるものです。
その後、12月中旬ごろには第2報が出されますが、これは第1報の結果に、さらに実際のスギやヒノキの着花状況の調査結果を加えて予想されたものです。

花粉症を引き起こす植物

花粉症を引き起こす植物には、さまざまな種類があります。
代表的なものが、前述のスギやヒノキなどの針葉樹ですが、ほかにもシラカバやハンノキなどのカバノキ科の樹木や、カモガヤなどのイネ科の植物、ブタクサやヨモギなどキク科の植物が原因になることがあります。

スギの花粉症は、昭和30年代に大量に植林された木が花粉を飛散させる樹齢となったことで、昭和45年ごろから患者数が徐々に増え始め、昭和50年代に急増しました。
毎年1月頃から花粉が飛び始め、2月から3月ごろがピークとなります。
ヒノキはそれよりやや後に飛散が始まり、3月から4月がピークで、地域によっては5月上旬ごろまで多く続きます。
そのため、スギの季節が終わっても、引き続きヒノキに悩まされる人も多いようです。

北海道ではスギやヒノキの花粉症はほぼ見られませんが、シラカバの花粉症が次第に増えています。
飛散期は4月中旬から6月の中旬ごろです。ハンノキも北海道や、また本州では北陸で比較的多く見られます。飛散期は1月から4月ごろです。

イネ科・キク科の植物の花粉症は、スギやヒノキなどとは違って夏から秋に起こります。
カモガヤは牧草として栽培されるほか、河川敷などに自生する植物で、5月から8月ごろにかけて花粉を飛散させます。
ブタクサは全国に広く分布する野草で、飛散期は7月から9月、ピークは8月です。
ヨモギも全国的に広く分布しており、飛散のピークは9月です。

これらの植物のほかにも、ケヤキやイチョウ、アカマツやクリ、リンゴやオリーブの木、さらにはイチゴやバラなど、花粉症を引き起こす可能性のある植物は数多くあります。
スギによる花粉症かと思ったら、実は別の植物が原因である場合もあるので、対策には原因の植物をよく見極める必要があります。